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廃車しないで長く

廃車しないで長く乗り続けたいスポーツカー

車の歴史はカーレースの歴史でもあります。車が誕生したのと同時に、カーレースも始まっているからです。世界で最初にカーレースが行われたのは1887年4月28日のこと、フランスのパリにおいて開催されました。それはわずか約2kmを走行した短いレースだったそうです。今では笑い話のようなカーレースですが、このようなレースの積み重ねによって、車は発展してきたのです。

カーレースがなぜ行われるかと言えば、純粋に車で競争したいというドライバーの欲求があります。また自動車製造メーカーがワークスチームを作りカーレースに参加するのは、メーカーとしてのイメージアップや認知度を上げたいという思惑があります。かつてホンダがF1で優勝を飾っていた時、それはホンダイコールスポーツカーというイメージを多くの人々に与えました。

また、一見何の関係もないようなカーレースで培われた技術が、実は普通車の発展にも大いに役立っています。レースカーは、走る、止まる、曲がるという車の基本性能を究極まで高めた車です。その技術を普通車に下ろすことはそう難しいことではないのです。

市販されているスポーツカーは、非常に高価なために、誰もが購入できる車ではありません。公道を走るにしても、オーバークオリティであることが多く、性能を出し切ることができません。それでも自動車メーカーのイメージリーダー的存在として、スポーツカーがカタログから消えることがないでしょう。

また、普通車の場合10年も乗れば廃車になることが多いですが、スポーツカーは簡単に廃車にすることはありません。中古車になっても人気だからです。代表的なのがポルシェやフェラーリなどですが、いつまでも長く愛され続けています。国産メーカーでも、ホンダ600、トヨタスポーツ800、ダットサンZなど、古くなって、サビで穴が空いて、普通だったら廃車も仕方がないような状態でも、レストアされて、まるで新車のように蘇らせて、300万円前後のプレミア価格で取り引きされています。

廃車にするのではなく、いつまでも長く乗り続けたいと思わせてくれるのは、スポーツカーにそれだけ魅力があるからでしょう。しかし、本当は普通車もちょっと故障したからといってすぐに廃車にするのではなく、修理しながらできる限り長く乗り続けるべきなのかもしれません。そうすれば愛着も出るし、車の喜びをもっと味わうことができるのではないでしょうか。